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議員=偉い人なんてとんでもない。普通以下の僕が議員になれた理由【地方議員×SNS=新しい政治のカタチ】

更新日:4 時間前

こんにちは、八女市の市議会議員、坂本治郎です。


世間一般的に「議員さんって偉い人」ってことになってますよね?


市役所などで僕よりも年上の職員さんに丁寧に頭を下げられるたびに、どうにも気恥ずかしくなります。、、、



しかしながら、、正直に言うと、ぼくは全然偉くありません。

むしろ、昔からダメダメな人間でした。学校の勉強というものはできなさ過ぎて、対人スキルも低い。高校時代は友達ができなかったから、せめていじめられないようにゴリゴリ筋トレしていた上に、勉強が出来なさすぎて進学できなかったから自衛隊に勧誘されたという感じです


頭のいい人だったら、「右へ倣え」ができない自分に早々に見切りをつけて、自衛隊をすぐに辞めてもっと向いている道にすぐ進めたかもしれません。でも当時の僕には、それに気づけるだけの人生経験もなく、視野も驚くほど狭かった。だから「自分には向いていない」ということに気づくまでに、6年もかかってしまいました。

(6年で辞めたと聞くと「根性ない」と思われるかもしれませんが、「このままではよくない」という想いだけは当時から強く持っていました。実際、当時は自殺者もたまに出るほどの厳しい陸曹教育隊を卒業していますし、イラクへの海外派遣への志願、自衛隊でもっとも過酷とされるレンジャー課程への志願や、日本一と言われる第一空挺団へは実際に挑戦しては骨折して病院送りになる無茶もしてました)


最終的には、自分のやりたいことをやるために自衛隊を辞めました。ただ、「自衛隊に向いてなかったんだな」と本当に理解できたのは、辞めてから10年後、自分で事業を始めてからでした。


自衛隊を辞めてからは海外を放浪、、

その末に、どこかに定住するというのはよくある流れですが、都会に住むとなると生活コストが高く、その分多くの収入が必要になります。

一般的に日本は、世界の変化のスピードに比べて数年遅れていて、10年前の日本はようやくWi-Fiという言葉が一般に知られ始めた頃でした。そんな時代背景の中、行動力や個性を重視する自分にとって、日本の暮らすのにはさまざまなハードルがありました。田舎への移住は、半分は「挑戦」、もう半分は「他の選択肢がなかった」ことによる決断でした。


移住を決めた当時、地域おこし協力隊という制度の存在を知りませんでした。知ってればそういうものをたどって移住していたかもしれませんが、しかしながら今のように定員割れが起きる時代ではなく、応募の倍率も高かったので、あの頃の自分が仮に応募していたとしても、おそらく採用されていなかったと思います。



今でも「自分って能力的には平均以下じゃないかな」と思うことがよくあります。

(英語だけはエリートたちの中に入っても遜色ないくらいペラペラかもしれませんが、それが故に議員やってて英語流暢なので妻の友人などの外国人からはすごいハイソな日本人と勘違いされてますが、なぜそう見えてしまうのかというと。それは海外に行くほとんどの日本人は基本的に日本人同士でつるんでるから英語上達しないけれど、僕の場合は日本人同士の対人スキルが低すぎて外国人とつるんでる方が自分らしくいれると水にあっていたので基本的に海外では西洋人とつるんでたから環境によるもの+当時は窮屈な日本社会から逃げたかったカウンター成長みたいなものです)



じゃあ、なんでそんな人が市議会議員になってるのか?


■ 人生観がちょっとだけズレていた、多分それだけです

ぼくが特別だったのは、たぶん「脳の構造」と「人生観」です

幼少期からよーいドンで真逆に走ったり学校から逃亡してみんなに追い掛け回されて『よっしゃ』と思うタイプだったし「なんで先生のいう事を聞かないといけないんだろう」って疑問に思ってたし。みんなが当たり前だと思っていることに、疑問を感じたり、ちょっと違う道を選んでみたくなるクセがある。


高等教育や自衛隊の組織ではその個性を徹底的につぶされていたけれど。


自由人になってからはその個性が開花したように感じます。失敗しても成功してもいいから他の人がやらないことだったり、今までやったことないことにチャレンジすることによって脳汁がでる快感を感じる。

そして人から『ありがとう』と言われること『おもろい』と思われることに喜びを感じているから、そういう所から事業を作ってみた。

そして事業開業後もいろいろなことに挑戦していた延長で自然と「議員になってみようか」と思った。ただそれだけです。


■ 議員って、本当は「ただの暮らしてる人」です

僕にとって、議員って「特別な人」じゃなくて、「ちょっと面倒くさいことも代わりにやる人」くらいの感覚です。

(町を良くしたいという想いは当然持っているので似たようなフリーランス的な公務員である『地域おこし協力隊』の上位互換みたいな感覚でもともとは思ってました。実際は予算の使い方や条例に思いっきり口出しすることが仕事なので役割は全然違います。)


議員がやるべき発言も、地元の道路のことも、保育園のことも、誰かが「これ困ってる」と言った声を届けるのが我々の役割です。だから、もっと普通の人の声を聞かなければならない。特に、同世代の子育て世代や、地元で生きる若い人たちの声。

しかしながら現実には日本社会には人と人との分厚い壁があり、それを溶かしていくにはかなりの対人スキルが必要です。


■ 一般の人と議員の間には、見えない壁がある

日本社会って、どこか「政治にかかわるのが怖い」みたいな空気がありますよね?

僕はそう思ってました『政治は物騒だ』とか『議員はヤクザ』とか。

普通に若いころはそういう認識でした。


  • 政治の話をすると喧嘩のもとになる

  • 興味ある人は年配の人ばかりで面白くない

  • 意見しても変わらない


    そう思う気持ちもよくわかります。そういう傾向があるから僕らは距離を持たれて、更に浮世離れしてしまう、、、という負のスパイラルを感じています。



道のりは果てしなく遠いですが、少なくとも自分が議員のうちは自分にできることを考えてやらなければならない。

次に続く人、もっと政治参画する人が増えて欲しいと思うのでその地道な歩みとして自身が「議員もただの生活者なんだ」と伝え続けなければならないという使命感を持っています。


なかなか行事に出れない 地方議員として、SNSやオンラインをもっと使いたい

今日「Issues」というSNSを紹介されました。

これは、地方議員が自分の課題(を投稿し、市民と意見交換できる新しいSNSです。

  • FacebookやX(旧Twitter)だと雑多になりがち

  • ホームページは一方通行になりやすい

  • けどIssuesは「まちの課題」だけに集中できる場所


地方議員に特化した設計になっていて、意見交換もシンプル。『こんな課題ありますか?』「こんな政策、どう思いますか?」と投げかけたりできるプラットホームのようです

有料プランもありますが、それは議員の活動費(=税金)から出せるので、個人負担ではありません。(すみません、有料版を使うときは政務活動費使わせていただくことになりそうです)


■ 政治に関心がない人ほど、実は必要な場所

もしあなたが、

  • 「政治って難しそう…」

  • 「自分の意見なんて意味ないよね」

  • 「議員に話しかけるなんて緊張する」

そもそも政治に興味のある方は電話してきたりわざわざ会いに来てくれたりもしますし、そういう一歩を踏みだす脚が重い人たちへのツールという事です。



■ まとめ:偉い人じゃないから、話しやすいかもしれません

ぼくは、何か特別なスキルや肩書きがあるわけじゃないです。「違和感を見逃せない」というちょっとしたクセと、「ちょっとでもいいなと思ったことは実際にやってみる」クセと、歩き続ける体力があっただけです。


今後、Issuesにも投稿を始める予定です。興味がある方、ぜひ覗いてみてください。

という事で、今後は日本一気軽に話しかけられやすい議員を目指してます。



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