議員の本質と田舎の政治——行事に出席しないと怒られるという点について考えてみた
- Jiro Sakamoto
- 1 日前
- 読了時間: 5分

最近、地域の行事や祭りに顔を出さなかったことで、地元の方々からお叱りを受けることがありました。こうした出来事を通して、改めて「議員の本質とは何か」と考えさせられました。
そもそも議員の役割とは?
本来、議員の仕事は 「地域の課題を見つけ、政策として提案し、行政を監視・改善すること」 です。つまり、議会での質疑、政策立案、市民からの相談対応などが中心であり、来賓とか行事に参加すること自体は議員の本質的な役割ではないと僕は思ってます。
もちろん「来賓出席とか祭りへ参加などそんなの必要ない」と突っぱねているわけではありません。全然出られてなくて申し訳ありませんという気持ちはちゃんと持ち合わせています。
もちろん出れるのであれば全部出たい、しかしちょっと難しいと思うので出ていない、僕の場合は副業は夜だったり土日が忙しいので基本的にありとあらゆる行事への参加はかなり難しいのです。
来賓という立場が今だに苦手というのもありますがそれは乗り越えないとですね、それよりも祭りのスタッフとしての参加なら喜んで参加したいので地元の祭りやマラソンなんかは普通にボランティアスタッフとして(走って)参加したりしてますし、一部の行事だけですが、そういう参加の仕方することはあります。
しかし、地方では「行事に出ない=市民との関係を大切にしていない」と受け取られることが多く、特に田舎ではその傾向が強いのです。
もちろん他の議員の方が積極的にそういうものに顔出してる中で僕が出来てないので(新人のくせに)アイツはやる気がないと思われてる方もきっと多いでしょう。一般的な考え方としては僕は黒木の議員さんという認識されるだろうから、黒木町のありとあらゆる行事に出てしかるべきと多くの方は思ってるのではないでしょうか
もちろん、地域の祭りや行事は単なるイベントではなく、自治会や地元企業、住民同士の結びつきを深める場でもありますので、そこに議員が参加することが「地域の一員として当然」と考えられるのも理解できますし、それをしっかりやってる人が議員として頑張ってるように見えるというのは本質的ではないながらも仕方ない現象というのも理解できます。
田舎の政治の実態——議員は顔を見せてナンボ?
地方政治においては、政策の中身よりも「どれだけ顔を出しているか」が重視される場面が多々あります。選挙の際も、「あの議員はいつも祭りに来てくれる」=「地域の行事を大事にしている」といった評価が支持に直結しやすい。言い換えれば、「政策の良し悪しよりも、どれだけ地域に溶け込んでいるか」が田舎の政治においては重要視される という現実があります。
しかし、これが本当に健全な政治のあり方なのかは疑問です。もし行事に顔をたくさん出していても、議会では形骸的な発言だけで、市政に対して具体的な提案も追及もない議員がいたとしたら、それは本当に市民のためになるのでしょうか?
議員が「副業」を持つことの意義
これはかなり僕のポジショントークになってしまうのですが。
僕は議員業一本ではなく、副業をいくつか持ちながら活動しています。それによって「生活を議員という職業に依存させず、常に社会と接点を持ち、現実感覚を失わない」 という利点を感じています。
議員の仕事だけをしていると、どうしても市役所や議会の内側の論理に染まりやすく、庶民感覚や一般の生活者目線を失う危険性があると思います。
また、僕は子育て中でもあります。
妻が日本語もできず車の運転も出来ない以上は僕が子どもの送り迎えをしているので、それを通じて保育園や療育館の先生方、子育て支援のスタッフの方々とも直接、自然にお話しできる環境にあるし、さらにゲストハウスを運営することで、八女市外や海外から訪れる人々の視点を息を吸うように知ることもできています。あとは八女の名産であるお茶を手掛けていることによって山奥のお茶農家さんや卸先とも自然に関わったり意見交換なども日々あります。
こうした生業による知見を議員としての発言に反映できるのは、副業議員だからこそ可能なことだと考えています。
もちろん、税金から報酬をいただいている以上、議員業にフルコミットするべき、議員はものすごく忙しいものだ、死にものぐるいで頑張れという意見も理解できます。しかし、ただ単に「時間を費やしているかどうか」だけが議員の評価基準になってしまうのは、地方政治の限界でもあるように思います。(自分を正当化するためのポジショントークがすぎるじゃないかという批判が聞こえてきます)
「行事に参加しない=やる気がない」と見られる風潮をどう考えるか
議員の本質が「政策立案や行政監視」である一方で、田舎では「地域の行事に参加しないと冷たい、やる気がない人」と見られてしまう。このギャップが、地方議員のあり方を難しく、若者議員のなり手がいないことに繋がってるように感じます。
僕は、地域行事の大切さを否定するつもりはありません。 しかし、議員の仕事を「顔を出すかどうか」だけで評価するのではなく、「どんな政策を考え、どんな発言をしているか」などの本質的なパフォーマンスに目を向けることも必要ではないでしょうか?
と思いますが皆さんはどう思われますでしょうか?
「新人くせに行事に顔出さないのは印象が悪い」とか
「結局自分の都合だけで動いているポジショントークじゃねぇか」とか
「議員としての報酬をもらってるならもっと公の場に出るべきだ」とか
色んなご意見聞けたら幸いです。
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